| 長石(鉱物グループ) | |
|---|---|
| 分類 | ケイ酸塩鉱物 |
| 色 | 白 |
| 組成 | (Ca,Na,K)AlSi3O8 |
| モース硬度|硬度 | 6〜6.5 |
| 比重 | 3.52 |
| 結晶格子|晶系 | 単斜晶系、三斜晶系 斜方晶系 |
| 光沢 | ガラス |
| 条痕 | 白 |
| 劈開 | 完全 |
| 蛍光 | |
| 断口 | |
| 宝石名 | |
D9@Pが基準となっている。ただし、実用上のモース硬度6はカリ長石であるとして問題ない。
成分・種類
長石の一般式は (Na,K,Ca,Ba)(Si,Al)4O8、あるいは (Na,K,Ca,Ba)Al(Al,Si)Si2O8 と表される。普通に産する長石は、KAlSi3O8(カリ長石、Or) - NaAlSi3O8(曹長石、Ab) - CaAl2Si2O8(灰長石、An)の3成分系のものであり、Or-Ab系列をアルカリ長石、Ab-An系列を斜長石という。
[ アルカリ長石 ]
アルカリ長石(alkali feldspar)グループ。カリウムに富む長石はカリ長石(K-feldspar)といわれ、正長石、微斜長石が含まれる。火山岩中の長石のように高温で形成された場合はサニディン、アノーソクレースになり、深成岩や変成岩中の長石のように中温〜低温で形成された場合は正長石、微斜長石になる。; 正長石(orthoclase)
: KAlSi3O8。単斜晶系。中温〜低温で形成されたカリ長石。白色だが、灰色、黄色、赤のものもある。緑のものはめったにない。モース硬度6の基準。磁器の材料やみがき粉の原料になる。
: 透明で菱形のものは氷長石(adularia、アデュラリア)ともいう。
・ サニディン(玻璃長石、sanidine)
: (K,Na)AlSi3O8。単斜晶系。高温で形成されたアルカリ長石で、ナトリウムを少し含む。火山岩の中に産出する。
: 青白い色が月の光のように揺らめいているように見える美しいものはムーンストーン(月長石、moonstone)と呼ばれ、宝石になる(アノーソクレースの場合もある)。
・ 微斜長石(microcline、マイクロクリン)
: KAlSi3O8。三斜晶系。中温〜低温で形成されたカリ長石。正長石とは内部の構造が異なるため属する晶系も異なる。しかし、見た目には正長石とほとんど区別がつかない。
: 青緑色のアマゾナイト(天河石、amazonite)は微量の鉛を含む。
・ アノーソクレース(anorthoclase)
: (Na,K)AlSi3O8。三斜晶系。高温で形成されたアルカリ長石で、サニディンよりもナトリウムを多く含む。
[ 斜長石 ]
斜長石(plagioclases)グループ。ナトリウムの多い端成分が曹長石、カルシウムの多い端成分が灰長石であり、固溶体を形成する。かつては曹長石(Ab)と灰長石(An)の間を灰曹長石(oligoclase、Ab90-70An10-30) - 中性長石(andesine、Ab70-50An30-50) - 曹灰長石(labradorite、Ab50-30An50-70) - 亜灰長石(bytownite、Ab30-10! sub>An70-90)に分けていたが、現在は独立種でない松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、234頁、ISBN 4-05-402013-5。(固溶体#固溶体を形成する鉱物の命名|固溶体のいわゆる「50%ルール」によるE.H. Nickel, "Solid solutions in mineral nomenclature", ''Canadian Mineralogist'', Vol. 30, pp. 231-234, 1992. PDF)。 ; 曹長石(albite、アルバイト)
: NaAlSi3O8。三斜晶系。ソーダ長石ともいう。
・ 灰長石(anorthite、アノーサイト)
: CaAl2Si2O8。三斜晶系。
: ある一定方向から見ると虹のような光を放つラブラドライト(labradorite)は準貴石の扱いをうける。赤い色のサンストーン(日長石、sunstone)はこの種に属し、準貴石の扱いを受ける。サンストーンの発色は微量に含まれる銅によるものと考えられている。
[ その他の長石 ]
脚注
関連項目
* 鉱物 - ケイ酸塩鉱物
参考文献
外部リンク

